歯科医だった父の代からこの地域で診療活動を始めて、もう50年以上になります。
患者さんの病気を診察・検査から治療まで一貫して診ることができることに面白さを感じ、泌尿器科医として医師の生活をスタートいたしました。
しかし、泌尿器科で働いているときに、術後や終末期の痛みで苦しんでおられる患者さんを多く見てきたことから、この痛みをどうにかできないかと考えて麻酔科にうつり、研鑽を積んでまいりました。
泌尿器科では泌尿器しか診ることがないのですが、麻酔科は身体のあらゆる部分の手術治療に関わります。そのため、全身の治療に関する勉強ができて、医師としてとても視野が広がったという実感があります。
これからも泌尿器の知識と痛みの知識の両方を兼ね備えた医師として、子どもの頃からお世話になっているこの地域に医療という形で恩返しをしてまいりたいと思います。院長 田井 重行